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菊池寛の『貞操問答』の昼ドラはドロドロの愛憎劇で一気に見てしまいました💦

爆速ネットが復活してから、YouTubeなど動画も問題なく見られるようになりました。

ネットが繋がらない1か月の間、読書も結構な時間をかけてしていました。

それで、菊池寛の『貞操問答』を見つけて読みました。

 

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貞操問答の原作

 

『貞操問答』はドラマ化もされ、2005年にTBSでお昼の時間に30分の枠で放送されていました。

いわゆる昼ドラですね。

私は、このドラマの方を先に見ていました。

久しぶりに本を読んだら、ドラマも全編みたいなと思いYouTubeで探したらあったので見始めました。

 

この『貞操問答』のドラマは原作を元にストーリーを追加や脚色してあります。

原作と違い、前半を「貞操編」後半を「復讐編」と分けてあります。

「貞操編」が原作の部分にほぼあたり、「復讐編」はドラマのオリジナルです。

前半と後半ではストーリーがガラリと変わり、クライマックスに向けてドロドロの愛憎劇が繰り広げられます。

15年ぶりに見たら、やめられなくなってしまい二日で全編見てしまいました💦

 

 

 貞操問答のあらすじ

美しい南条家の三姉妹。次女の新子は一番のしっかりもので一人で南条家を支えていた。前川家の子供たち家庭教師になった新子だったが華族出の夫人からいびり出されてしまう。その間に妹美和子に恋人を取られてしまい失意のどん底へ落ちてしまう。しかし新子に好意を寄せる夫準之助は出資して銀座に店を持たせる。女性としての悪徳である、嫉妬心、高慢、わがまま、邪推をさらけだす夫人。恋愛と三角関係のドロドロの愛憎劇。女の貞操を守ったままの交際は可能なのか迫力の対決。意外にも妹美和子が味方になり新子を守る。ドラマ化もされた今なお面白い菊池寛の傑作。

引用元:Googleブックス

 

 脚色してオリジナルストーリーが追加されたドラマの方が先の展開を早く見たい!と煽られます(;^ω^)

 

「貞操編」での新子は聖母のような清らかな雰囲気の女性でした。

正に昭和初期の品行方正なお嬢さんです。

また、準之助も「貞操編」では物腰の柔らかい大人の男性でした。

ちなみに、大浦龍宇一さん演じる前川準之助みたいな人が正に私のタイプです(*´艸`*)

4:15あたりで準之助が登場、ふたりの初めての出会いです。

 

ところが、「貞操編」のクライマックスでの準之助の裏切りで新子は投獄されます。

そして、「復讐編」では一変して前川家に復讐をする「悪女」として姿を現します。

準之助も「復讐編」では最初の方は冷徹な実業家として登場します。 

※下の動画の冒頭部分はネタバレありです!

 

メインは主人公の新子と準之助の愛の行方なのですが、サブのキャラクターもそれぞれ個性的で見ものです。

特に、新子が家庭教師として奉公していた前川家の女主人、綾子の高慢さと新子いびりがものすごいです。

キャラが濃すぎてドン引き&笑ってしまいます。

0:51あたりに綾子が登場して、最初の新子いびりが始まります。

 

「貞操編」では綾子のいじめにひたすら耐えていた新子でしたが、「復讐編」では立場が逆転して、綾子が新子のメイドになります。

綾子は、自分が新子の採用面接をした時に言ったことをそのまま返されます。

2:18あたりに新子が登場して、綾子への仕返しを始めます。

 

ドラマとは言え、女って怖いな~と女ですけど思いますね💦

男性に比べてジワジワと心理的にダメージを与えるのが女ですね・・・怖

 

15年も過ぎるとストーリーはほとんど忘れてしまっていたので、初めて見るような感じでした。

「復讐編」はオリジナルのストーリーで、話を面白くするために作りこんだんだな~って思いました。

現実ではあり得ないわ~っていう部分もありました。

 

昨日は、市川海老蔵主演でドラマ化された松本清張の『霧の旗』を見ました。

これもやはり女性の復讐劇です。

悪女です・・・💦

 

現実に自分の身に降りかかったら絶対嫌ですが、本やドラマ、映画で見る分にはやはり復讐劇は面白いです(*´艸`*)