サワディかなぴー(^O^)
昨日の記事のブックマーク、スターまた記事をご覧くださっているみなさんいつもありがとうございます。
Kajirinhappyさん、お弁当屋さんストリートは、道沿いにお店がたくさんありますよ~
家系金融の企画立案者さん、(*´艸`*)ちなみに昨日の写真は全部カオニャオちゃんですよ~
Shivaさん、素敵なお店は実はまだまだ探せば出てきそうです(^_-)
さて、私はフィリピンのセブ島からタイのチェンマイに移住してきて4年目に入りました。
チェンマイでの生活は、これまでの人生で一番幸せです。
それには色々な理由がありますが、ここでは話の本質からズレてしまうので具体的には書きません。
ですが、私が唯一頭を悩ます、チェンマイ暮らしでの大きなストレスがあるんです。
今回は私の実体験から海外移住する場合には、
・個々の具体的な事例は違っても、本質的には同じ問題が起きる可能性がある
・こういったトラブルが起きる可能性を理解しておかないとストレスが溜まる
・対処法を知っておくことでストレスの軽減や解決ができる
こんなことをお伝えしようと思います。
海外移住するつもりがない方でも、異文化間で起こりうる問題について知って頂く機会になるかと思います。

予告なしのリフォーム工事による騒音被害(今回の経緯)
私の住むコンドではここ3~4か月の間に、何件もリフォーム工事をしています。
ですが、部屋のオーナーが事前に告知をしていないため、突然の騒音で迷惑しています。
この件は、今回初めてではなく、過去3〜4ヶ月ですでに3回も同じ問題が繰り返されていて、その度に私はオーナーさんを通じて苦情を出していました。
数日前も、隣の部屋からいきなり壁をガリガリ擦るするような音が聞こえて来ました。
工事という認識はないので、私は騒音出すのを止めて欲しいという意思表示で壁を叩きました。
すると、工事業者がそれをコンドのオフィスに文句を言ったらしく、コンドからオーナーさんに連絡が入り、オーナーさんから私の所にLINEで連絡が来た、という経緯がありました。
コンドのスタッフによると、隣の部屋のオーナー(C国人)からは、さっき工事をするとの連絡が来たとのこと。
私は、毎回同じことを繰り返すコンドの杜撰な管理に呆れるし苛立ちを感じました。
更に、「無断で工事をしてはいけない」というルールを守らない他のオーナーへの怒りも感じました。
そして、私は毎回同じ苦情を出しているのに、話が通じないコンドのスタッフとのやり取りに、時間と労力を無駄にしているもどかしさを毎回感じていました。
日本とタイの仕事の発想のズレ
コンドのスタッフと話が通じない原因は、そもそもの発想や視点に違いがあったことに私は気づきました。
日本の発想(予防型)
問題が起きないように事前に手を打ち、もし起きた場合は、問題解決をした上で、再発しないよう根本から「改善」するということをすると思います。
タイのコンドの対応(対処型)
問題が起きてからトラブル対応し、その場を丸く収めることで終わりにするという発想で仕事をしているから、根本的な問題へのアプローチは皆無です。
だから、何度も同じことが起きてはその場その場で対応することになるわけですね。
彼らはいつも、騒音が起きたことへの謝罪はしますが、どのように改善策を講じて再発しないようにするかという話は一切ありません。
それ以前に、そもそも話が噛み合わないことが多いです。
私は騒音それ自体に苦情を言っているのではないです。
オーナーが周りの住人に対し配慮していない点に苦情を言っているわけです。
ですが、廊下のタイル張替えの時は”法律に則って工事をしていることをあなたは理解していますか?”とまるで的外れなケンカを売るようなことも言って来ました。
トラブルの具体的事例
騒音問題は、 私が「オーナーがルール通りに事前告知をちゃんとするように改善して欲しい」と伝えているのに、彼らは「騒音を止める」という対処ばかりしています。
また、過去に停電で、運悪く私がエレベーターに閉じ込められた件でも、スタッフは、起きたことに「申し訳ない」「修理した」という当然のことを言うだけで、「緊急時の対策」という本質的な部分の改善には気づいていませんでした。
この件については、私がエレベーターに閉じ込められた実体験から、私が具体的な改善策をコンドに提示し、エレベーターや緊急時の対応など改善策を講じたと連絡が来ました。
これ、本来は担当者が気付いてすべきことなんですけど、このコンドでは私のようなテナントが具体案まで出さないとできないようです💦
そもそも、対処型なので予防策という発想がないからでしょう。
助っ人のオーナーさん登場
幸運にも私のオーナーさんは話が通じる人です。
私が彼らと直接話してもらちがあかないので、問題が起きるたび、いつも彼にヘルプをお願いしています。
とは言え、彼も前回、初めは理解を示しつつも「ここはタイだから」「すぐには変われない」と彼から諭されました。
確かに、こちらも、日本とは違う環境にいる以上、考え方を変える必要があると理解し、互いの意見を尊重し合ってきました。
そして、彼も私の苦情を理解した上でコンドに伝えてくれてはいたようです。
ですが、彼がなぜ上記のように私を諭すようなことを言って、暗に私の言い分ばかり通るわけではないと伝えたのか?その裏には事情があることが今回、私にはわかりました(これはちょっと公の場では書きません)。
今回の騒音問題による転機
今回の騒音は2日間だったことと、比較的短い時間で収まったのでそこまで大ごとにはなりませんでした。
今回彼は、私が苦情を言う前に、コンドから連絡を受けた時点で改善策を講じるように連絡をしてくれていました。
昨日オーナーさんから
”今日は騒音がしていないですか?”
と彼らしい気遣いのメッセージが来て、”今日は煩くないです”と返しました。
更に私は彼にこう伝えました。
お気遣いのメッセージありがとうございます。
ひとまず目先の問題は、工事が終わったようなので安心しました。
ですが、既にあなたにお伝えした通り、その場しのぎの対応にならないようにして欲しいです。
例えるなら、「火事の火消し」で終わって「火事が起きないように対策をする」事をしなければ、また火事は起きて、過去と同じく毎回火消しで大騒ぎする事になります。
前回は、裏の事情などもあり、私の言うことは理解しつつも、それが完全に通るわけではないことを彼はにおわせていました。
ですが、今回、再び騒音問題が起きて、私が火事の「火消し」と「予防」の例えを出したことで、オーナーさん自身が気付いたと思うんですよ。
彼自身が、過去に何度も強制的に「火消し」に参加させられ、どれだけの手間と時間をかけさせられていたのかと言うことにです。
この例を出すまでは、彼は私とコンドの間の仲介人という認識だったと思いますが、この例によって実は彼が「火消ししながら消防車も呼ぶ」という一番の被害者であることに気づいたはずです。
「もう火消しには強制参加させられたくない」というのが彼の気持ちでしょう💦
異文化で賢く生きるための学び
今回の件だけではなく、これまで繰り返し問題が起きるたびに私が学んだことです。
感情論ではなく論理と信頼で
異文化で円滑に物事を進めるには、感情的になるのではなく事実に基づいた論理で主張を伝え、話が通じるキーパーソンとの信頼関係を築くことが何よりも重要。
相手に対し怒ったり叱りつけるのは、東南アジアでは絶対にNG。
現実的な着地点を探す
相手の文化や考え方を理解し、すべてが思い通りにはいかないという現実を受け入れることで、無駄なストレスを減らすことができる。
とは言え、いかにして相手にうまく伝え、反論の余地がないように納得させて、こちらの要望を通させるか?という交渉術はあった方が良い。
日頃から「信頼貯金」をする
オーナーさんに対し、日頃から感謝を伝えたり、家賃や公共料金の支払いなどテナントとしての義務をきっちりこなす、といった日常の小さな信頼を積み重ねる配慮や行動が、いざという時に助けてくれる大きな信頼になる。
という具合に、チェンマイ暮らしは全体としては満足度が高いものの、やはり完璧というわけにはいかない、という実例でした。
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